ゲレンデに携帯電話・スマホ、時計などの精密機器を持参する際に生じるリスクと解決策を解説していきます。
あなたはスキー場にスマホや時計を持っていく派ですか?もしくはこれから始めようと思っている方はスマホや時計を持参してスキーを楽しみたいですか?
もちろんYESですよね!僕もそうです。断然持っていく派ですよ!
それはそうですよね?だって山頂からの景色をスマホで撮影したり、その写真をその場で友達にメールしたりしたいじゃないですか!
また、普段お仕事がある方はいつ会社から大事な連絡が入るかわかりません。「スマホは肌身離さず持っていないと不安なんだよね…」という方も多いでしょう!無論、僕もそのタイプです。
結論から言うと、ゲレンデにスマホ(携帯)、時計などを持ち込んでOKです!はい、全く問題ありません。
ただし、ゲレンデにこういった精密機械を持ち込むうえで注意するべきポイントがいくつかあります。気を付けておかないと「楽しい思い出」が一転して「悪夢の思い出」になること間違いなし!
ということで今日は、さまざまなゲレンデを滑りつくした1級スキーヤーが、スキー場にスマホを持ち込むうえでの注意点と、リスクを軽減させる方法について解説していきます。
目次
スキー場×携帯・スマホの注意点
まずはスマホから見ていきましょう!スマホを持ち込む際の注意点は全部で3つありますので順番に解説していこうと思います。
スキー場でスマホを紛失
スマホに限らず「紛失」の危険性がとても高いのがゲレンデの特徴です。理由は簡単、雪に埋もれやすいからです。特に雪が降った後のふかふかの新雪は危険です。
例えば、スキー場に春が来て雪が全部溶けたとします。まあ、毎年見られる光景ですが、その際によく出てくるのが「スキー板」なんですね。十数万する板がわっさわっさ出てくるわけですが、これはつまり、スキー板ほどの大きなサイズでも普通に紛失してしまうということです。
スキー板でさえなくなってしまうんですから、雪が降りしきる中でリフトの上からスマホを落としてしまったら、もうおしまいです。
解決策
「手が滑っちゃった…!」ということがないように、リフト上でのスマホ操作はやめた方が無難です。「とはいえ、写真も撮りたいし連絡も気になる!」という方は必ず手袋を外してから操作してください。外した手袋は太ももの間にでも挟んでおきましょう。
スマホ操作可能なグローブもありますが、スキー用のグローブって厚いのでスマホを掴んでいる感覚がなくなってしまうんですよね。だから落としやすい。「紛失」はかなりあるあるなので一番に注意してください。
スキー場の寒さでバッテリー切れ
スマホバッテリーが急に切れる…というのもかなりあるあるです。僕もしょっちゅう悩まされている問題です。
機種や世代によっても差があると思いますが、スキー場という極度に寒い場所ではバッテリーが落ちやすいんです。スマホに搭載されているリチウム電池には適温気温があり、0~35度の間だと通常通り駆動するのですが、0度以下になると急にパフォーマンスが悪くなるんです。なので、0度以下になることが多いスキー場には少し不向きなんですね。
解決策
スキー場にスマホが不向きだとすると、どうすればよいのでしょう?スマホを持って行っても使わないのが正解なのでしょうか?それも現実的ではありませんよね。
まず何よりも意識すべきことは、「スマホは暖かい場所にしまっておこう」ということ。具体的には内ポケットとかですね。出来るだけ体温が伝わる場所にスマホを格納しておくことで、バッテリーに使用されている電池が適温に保たれ、落ちにくくなります。
そのうえで本当に寒い日は使用回数を抑えて、昼食で屋内レストランに入ったときにチェックするなどすれば高いパフォーマンスが維持されます。
では、落ちてしまったら?充電するまで復活しないでしょうか?いいえ!そんな時は内ポケットなど体温に近い場所に置いてスマホが温まってから再起動しましょう!これで高確率で再起動できますよ!
スキーで転んで画面バキバキ
3つめは初心者の方に多いのですが、損傷のリスクです。スマホは非常にデリケートなので画面が特に割れやすいです。「落としたら割れちゃった!」みたいな経験、あなたも覚えがあるのではないでしょうか?
スキーは転倒する可能性が非常に高いスポーツです。ポケットに入れていたとしても、転んだ拍子に自分の全体重が乗っかると、さすがに割れてしまいます。
解決策
結論:胸ポケットにしまっておきましょう。
スキーではどう転ぶことが多いか?がポイントになってきます。多くの人は尻もちをつくように転びますよね?つまりお尻側のポケットにスマホをしまっておくと損傷の可能性が高くなります。
逆に前方に転ぶことは少ないので、体の前側にしまっておくのが一番安全です。つまり胸ポケットが一番損傷リスクが低い、という訳です。
もしくは、普段からスマホを落としやすいおっちょこちょいな方は、そもそもの話ですが、丈夫なスマホケースにしてください。今ではゴリゴリの耐衝撃機能を備えた最強スマホカバーもあるので、画面のひび割れにお悩みの方はケースを変えてみるといいかもしれませんよ?
スキー場×時計の注意点
スマホで時間を見るときに落としたり、すぐ電源が落ちる可能性があるから、ポケットからあまり出したくない。だから時計の方が安全っしょ!というリスク回避を徹底している方にも注意すべきポイントがあります。
割れやすく故障しやすい
スキーは激しい動きの中で転倒の可能性もあるので、通常の時計ではガラスが傷つきやすいです。ですので時計装着予定の方は、Gショック並みのゴリゴリに耐性がある時計にしましょう。
また、急に雨が降ってくる状況も考えられますので、耐水性も備えていればベストですね。
そして、実はスキー場で便利なのがApple Watchです。高い耐水性に加え、滑走計測機能もついておりスキーヤーにとっては最高の相棒になること間違いなし!滑走スピードを測定するために、わざわざスマホをポケットから出してアプリを開いて~という手間がなくなります。
なによりもGPS付きで、遭難した時にも「緊急SOS」できる機能があるんです。自身の身を守るのにも最適ですし、なによりも家族にとって安心材料になります。遭難関係のニュースも多いスキー場という場所だからこそ、家族含め周りの人には安心してほしいですよね!
何よりデザイン性も良いので、リフトで隣に座ったスキーヤーさんの熱い視線を集める「最先端スキーヤー」になれますよ。
まとめ
まず何よりも紛失に気を付けましょう。無くしてしまっては元も子もありません。一日ブルーになります。そして、寒さゆえのパフォーマンス低下、そして衝撃を伴うスポーツだからこその故障にも気を付けたいところです。これらの注意点を押さえてノーストレスでスキーを楽しみましょう!