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【スキー豆知識】リフト・ゴンドラ・ロープウェイは何が違う?乗り方も徹底図解

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初心者が迷いがちな、リフト・ゴンドラ・ロープウェイの違いと、それぞれの乗り方をイラストを用いて解説しました。

スキーに行ったことがある方もそうでない方もよく「リフト」って言葉を耳にしますよね。「リフト」くらいであれば、だれでも容易にどんなものか想像できると思います。

ですが、「ゴンドラ」や「ロープウェイ」はどうでしょうか?

「あ~あれね。あれのことね…」と、なんとなく想像はできると思いますが具体的な違いって案外出てこないのではないでしょうか?

そこで今回はスキー場で出くわす3種の移動手段「リフト」「ゴンドラ」「ロープウェイ」の違いについて解説し、それぞれの乗り方もお伝えいたします。

目次

スキーでよく聞く「リフト」「ゴンドラ」「ロープウェイ」の違いって何?

スキーに行くとよく聞く3種類の乗り物の違いって何なんでしょうか?初心者スキーヤーの場合とくに違いが分かりにくいですよね。見た目や性能など、それぞれの違いを解説していきます。

スキーリフトの特徴

皆さんが今思い浮かべているであろう、空中をぶらぶらと座りながら移動するマシンですが、別名「チェアリフト」とも言われています。椅子(chair)に座るような形で移動できるからこの名称なんですね。言わずと知れたスキー場を代表する移動手段です。

最近は全国のスキー場でもあんまり見かけなくなりましたが、ひとりで乗車できるお一人さま用の1名用リフトから、家族やグループで揃って乗ることのできる6名用リフトなど、さまざまなサイズのリフトが存在します

ちなみに何人乗りかにより呼び方が違います
・1人乗り:シングルリフト
・2人乗り:ペアリフト
・3人乗り:トリプルリフト
・4人乗り:クワッドリフト
・6人乗り:特に名称なし
・8人乗り:存在はするけど日本にはこんなでかいリフトはありません!

さらには、リフトの動くスピードによっても分類することができるんですね。

2名用リフトなど、まあ昔からあるタイプのリフトは時速8kmくらいで移動します。風が強くて寒い日に乗っていると「なかなか着かないな~」と感じるタイプのリフトですね。

ただ最近では4名用リフトに多いですが時速18kmくらいで移動することのできる「高速リフト」も増えてきました。従来のリフトに慣れたスキーヤーにとっては移動時間もかからずとってもありがたい存在です。

ゴンドラリフトの特徴

搬送可能人数の面ではリフトよりも若干多く、サイズにもよりますが4~10名程度まで乗車可能です。搬送人数が若干多い、大きめのリフトってイメージです。

ゴンドラリフトは、箱の中に詰め込まれて運ばれていくイメージです。上下左右が囲われているのでリフトほど寒くなく、移動距離は長いものの、体温的には快適なのが特徴です。基本的に座って乗れるので外の景色をみんなでワイワイ快適な環境下で楽しめます。

ちなみに、ゴンドラリフトにぶら下がっている箱自体のことを「ゴンドラ」と呼びます。この後に紹介する「ロープウェイ」も、ロープにぶら下がっている「ボックス」自体のことはゴンドラって呼んでいたりします。

そんなゴンドラリフトですが、日本で最も有名なゴンドラと言えば、苗場スキー場の「ドラゴンドラ」でしょう。

日本最長の距離を誇り、その距離なんと約5.5km!僕もたまに乗りますが、乗っている側とすると「いや…なんか…。ぜんぜん着かないんだけど…。」と途中から不安になるほどの長さです。春や秋のリフト営業もしているので、四季折々の景色を楽しみながらゆったり空中散歩~なんてのもいいですね!

ロープウェイの特徴

形状がゴンドラリフトと非常に似ていて混乱しがちな「ロープウェイ」。

簡単な見分け方は、ゴンドラリフトよりデカめなサイズ感。一般的に立ち乗りタイプが多く、つり革付きのボックス(ゴンドラ)も多いです。数十人単位で乗車可能で、なんと!定員が100名以上のロープウェイも存在するんです。

また、外から見たときに形が角ばっているのも特徴です。中に設置されている「つり革」といい、本当に電車に乗っているような感覚になります。

僕は形状とサイズ感で見分けていますが、正式な違いは、ロープが2本以上なのがロープウェイです。「ロープ」ウェイだからロープが多め!みたいな覚え方でどうでしょうか。

ロープウェイの場合、複線になっているうちの1本で牽引しているんです!つまり、物理的に引っ張って運んでいるのがロープウェイってことです。対してゴンドラリフトは線が1本しかなく、ボックス型のゴンドラがこの線にピタッと固定されています。そしてゴンドラが固定されたロープが動いているイメージです。

固定しているのと別の線で引っ張っている分アップダウンに強く、山を力強くのぼっていくことができます。大きい角ばった箱形の乗り物が山道を急な傾斜でのぼっていたらそれはロープウェイってことになりますね。

最後に、それぞれの違いをまとめるとこんな感じ!

リフトゴンドラロープウェイ
サイズ
乗車人数
移動距離短い長い中くらい
形状ベンチ状小さい箱大きい箱
乗り方座る座る立つ
ロープの数1本1本2本以上(牽引で1本使用)

「リフト」「ゴンドラ」「ロープウェイ」乗り方の違い

ここまで3種の移動手段の違いを見てきましたが、なんとなんと!ユニークなことに、乗り方も異なります。スキー場に行く前にそれぞれの乗り方をサラッと見ていきましょう。初心者スキーヤーは必見です!

リフトの乗り方

リフト券をタッチしたら(ICの場合!)、リフトが回っている前に引いてある線①の前まで進んで待ちましょう。

係りの方がどうぞ~と言ってくれたら、線②がある位置までテクテクと進んでいって待機します。もしくは、信号があるので「緑色」になったら進みましょう。

後ろからリフトが近づいてくるので膝裏辺りにドンッとあたったらそのまま「よいしょ」っと座りましょう

たったこれだけのステップなのでとっても簡単です。大縄跳びと同じ要領で、次のリフトが到達する前にタイミングを見て飛び出して座ればOKです。

1点注意としては、人数が多い場合=クワッドリフトなどの場合、乗る全員で息を合わせて進んでいく必要があります。両側の人があんまり真ん中寄りに進んでしまうと、中央の人が押し出されて座れなくなってしまう現象が割と多発してます。つまり、リフトに乗る際は「思いやり」が大事です!

ゴンドラリフトの乗り方

ゴンドラリフトやロープウェイに乗る場合の前提として知っておいていただきたいのですが、スキー板を脱ぐ必要があります。一旦スキー板を脱いで持って移動する時間が発生しますので、これがスキーを履いたまま乗れるリフトとの決定的な違いです。

ゴンドラに乗るときは、スキー板をゴンドラの横についているポケットに差し込みます。そしてストックを持って人だけ中に入っていく仕組みです。つまり、スキー板は外!人は中!になりますね。

降りるときも人だけ先に降りてから、ゴンドラ横のポケットからスキーを抜いて持って行くことになりますので覚えておきましょう。

ロープウェイの乗り方

ロープウェイもスキーを脱いで乗る乗り物です。ここまではゴンドラと一緒です。ただ、ロープウェイの場合は基本的にスキーを手に持ったまま乗車します。スキー板を持って乗って、スキー板を持って降りる。人もスキーも中!と覚えておいてくださいね。

まとめ

形状も収容人数も乗り方も、探せば結構色々と違いが出てくる「リフト」「ゴンドラ」「ロープウェイ」ですが、どれもスキー場に行くと見かける移動手段です。それぞれの特徴を押さえて、「あ、これはロープウェイだな」とか思えるようになると、ちょっとだけスキーの楽しさが増える…かも?

役に立つかはわかりませんが、ぜひ豆知識として覚えておいてくださいね!

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