スキーの滑り方

圧倒的に差が出るスキーストックの使い方講座(基礎大回り編/2分で読めます)

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元スキーインストラクターが、大回り・小回りをするときの「スキーストックの使い方」についてまとめました。

早速ですが、あなたはスキーで滑っているときにどのくらいストックを意識していますか?

「んなもん全く意識してない!飾りだろこんなもん」という方もいれば、「タイミングを計るために突いてるよー」という方もいらっしゃるでしょう。特に初心者の場合、持ってはいるけど意識してないなーという方が大半だと思います。

正直、僕もそうでした。特に大回りの時なんかは、「別に無くても滑れるっしょ!むしろ邪魔」と思っていました。

でも、スキー検定を受けていく中で、また、スキーインストラクターとして技術レベルを高めていく中で、「やっぱりストックって必要だ!」と思うようになり、その必要性を再認識しました。

今では、リフトに乗りながらゲレンデを滑走している他のスキーヤーを見ていると、ストックの使い方で「あ、初心者だな~」とか「滑り方が古いな…」とか思います。逆に、ストックの動きがまとまっているスキーヤーには「カッコいい!やだ、何あの人」って思うんですよね。

とはいえ、あくまでもストックは副次的なものですし、見た目のかっこよさなんて二の次ではあるのですが、あくまでも基礎スキーヤーから見て「カッコよくて上手く見える」ストックの使い方を解説していこうと思います。

基本的に、ストックの役割は以下の2点です。たとえ無意識にであっても、この2点だけ完璧に出来ていれば本質的なストックの使い方はマスターできています。

基本的に、ストックの役割は以下の2点です。
 
バランスの維持
シルエットの洗練化

なお、タイミング把握のためにターンで突くよ!という方もいらっしゃるでしょう。ただ、大回りの場合、わずかですが逆にタイミングが遅れる原因になるので、「ターン中にストックを突く動作」は、不要です。体の傾斜や正しいポジショニングでターンのきっかけをつかむ練習をするためにも、ストックできっかけ作りをする癖は無くしたほうが良いです、なるべく早いうちに。

スキーストックの使い方【大回り編】

スキー 基本姿勢

前提として、大回りの時の腕はバランスボールを抱えるイメージで広く構えましょう。ストックはその延長線上にあるようにします。

大回りでストックは、「バランス」と「シルエット」の面で重要になってきます。ひとつずつ見ていきます。

バランスの維持:安定感の向上 正しい外向傾

極論を言います。「やじろべえから両腕をもぎ取ったらバランス維持できますか?」

出来ないですよね。本質は同じことで、腕を広げてストックを横に大きく開いておくことで安定感がぐっと増します。特に高速域での滑走は、斜面の凹凸など小さいことでバランスを崩しやすいです。

「背中・肩・腕」の角度を固定しておくだけで、上半身が固定されてかなりガッシリした強靭な印象になります。傍から見ていても「安定感抜群だなー」と思われるようになるので、「腕を広げて固定」はマストです。

そのうえで、バランスを維持しながらスムーズに体重移動するためにストックが必要。大回りのターンでは、体重を斜面の下方向に落とし込んでいく動作が必要ですが、上半身の固定により安定感が増すため、思い切って落とし込んでいけます。

スキーの外向傾

他にメリットを挙げるとすると、自然な外向傾が作りやすくなります。

外向傾はスキーに必要不可欠な体勢ですが、腕のラインと斜面が平行になるように意識することで自然な外向傾が作れます。ストックを腕の延長線上に伸ばすことで、斜面と腕が平行になっているか一目瞭然ですね!

つまり、自分の滑りをビデオで撮影していたり友達に見てもらっている、際に正しい姿勢が出来ているかを判断しやすくなります。客観的に「うまさ」を見るためにストックは常に意識しましょう。

シルエットの洗練化:かっこよくて「映える」滑りができる

単純に、ストックのラインが腕の延長にまっすぐあるとシルエットがきれいに見えるんです。上の図で、どっちがカッコ良いですか…?

Aですよね?Bは少しゴチャついた印象です。というかめっちゃヤンチャ。

この綺麗なシルエットを生み出すために、ちょっとコツが要りますので、細かいですが「握り方」を解説したいと思います。

スキーストックの使い方

意識したいのは、正面から見て「腕の延長線上にストックがあるか?」ということです。極論、腕とストックが一体化するイメージですね。「あれ、あの人腕長くね?」と思われるくらいの一体化を目指します。

個人的には、4つのポイントを意識していますが、主に1と2の2ステップです。

握り方のコツ
 
①親指を自分の体に引き寄せる
②親指を小指よりも上に持ち上げる
③ひじは軽く曲げる
④小指は握らない

ちなみに、「親指はスイッチを押すみたいにグリップの上に置いたほうが良いよ~」というスキーヤーも見かけますが、まあ要は握りやすさが大事ですのでお好みのスタイルでどうぞ。

技術選など、基礎スキーの大会を見ているとストックの角度がきれいに腕の延長線上に一直線になっているのが分かると思います。スタイリッシュでかっこよいシルエットを目指すにはなにげに大事なポイントなのできっちり押さえておきましょう。

まとめ

ストックの使い方1つとっても、見た目が良くなる以上に、「適度な外向傾など、正しい滑りが出来ているのか」など、客観的に自分の滑りを見極めることができます。

また、誰から見てもわかりやすく綺麗で整っている大回りは、当然バッジテストなどの検定や大会でも有利に働きやすいです。ストックワークを気にかけて、見た目も本質も兼ね備えた滑りを目指しましょう。

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