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『エコーバレースキー場』元バイトが紹介するおすすめ&マイナスポイント徹底比較

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画像引用:エコーバレースキー場公式サイト

学生時代にエコーバレースキー場でバイトをしていたスキーオタクが、溢れんばかりのエコバ愛とともに、ゲレンデの魅力やアクセス、宿泊などについて正直に解説いたします。

僕にとってのエコーバレースキー場とは、死ぬほど滑り込んだゲレンデであり、初めて小回りを習得したのも、初めてスキー検定2級を取得したのもこのゲレンデです。駆け出しスキーヤーの僕をここまで育てあげてくれたゲレンデなんです。

大学1年生の時、冬&春休みの3か月ほど、エコーバレースキー場近くのペンションに住み込みでバイトをしていたのですが、基本的には毎日こんなスケジュールでした…。

エコーバレー バイト スケジュール

しんどい!!!!!人の睡眠時間は8時間が理想とされていますが、頑張れば4時間でもなんとか耐えられることを知りました。

ひたすらスキー漬けの日々…。ペンションオーナーとお酒を酌み交わし、二日酔い寸前で迎えた早朝スキー…。つま先が凍傷になりかけたナイタースキー鬼特訓…。などなど思い出が止めどなくあふれてくるのですが、最高に充実してた日々でした。

感謝の気持ちを込めて、エコーバレースキー場を徹底解説していきます。

この記事をまとめると…
 
良い点:ゲレンデがワイド。中級レベル以上のスキーヤーにとってはカービング天国
悪い点:アクセスが悪い、一部施設が古い
 
=アクセスが悪くて設備も古いけど、アットホームで中級斜面が充実した練習用ゲレンデ

 

目次

エコーバレースキー場へのアクセス

★☆☆☆☆ (悪い。行くなら車で)

比較的アクセス悪めです。

エコーバレースキー場は、白樺湖を中心に複数のスキー場が集まる「白樺湖エリア」の一角です。

中央自動車道の「諏訪南I.C.」「諏訪I.C.」で降りて下道を60分ほど。

中央道に乗ってしまえば渋滞が少なく快適にスイスイ進みますが、それでも練馬から諏訪まで2時間30分~3時間ほどかかるので、首都圏住まいの方は結構きついはず。ICを降りてからは雪道を登っていくのでスタッドレスタイヤは必須です。

駐車場は無料ですが、少しゲレンデまで距離があるので板を担いで歩かないといけないのが少々マイナス。

もちろん車じゃなくても行けますよ!

僕も貧乏大学生をやっていた頃は車なんて当然持っていなかったので、電車+バスの合わせ技で千葉から通っていました。JR中央本線「茅野駅」までは電車でゆらゆらと観光気分で行けるのですが、無料シャトルバスがないためタクシーを拾うか町の路線バスを活用するしかありません。

路線バスは時期によっては乗り継ぎ&本数少ないのでなかなか不便でした。正直電車で行くのはおすすめしません。

まとめると電車では行きづらいので、マイカーを持っているならマイカーで行くのがベストです。

エコーバレースキー場のゲレンデ

★★★☆☆(空いている。中~上級者はカービングでかっ飛ばせる)

白樺湖エリアでは、「車山高原SKY PARK」や「池の平スノーパーク」の方がアクセス面で秀でているためスキーヤー&ボーダーが集中しがちです。裏を返せば、エコーバレーは割と空いています。やはり行くなら空いているゲレンデの方が良いですよね。

晴天率も80%と高く快適です。暖冬でも安心の、人工雪・天然雪ミックスなのですが、丁寧なグルーミングに定評があり滑り心地はとても良いです。

エコーバレースキー場 ゲレンデマップ(イラスト)

ゲレンデは2つの山にまたがるように広がっています。1つのスキー場で2つのエリアを楽しめるので滑りごたえもありおすすめ。

なんといっても、全体を通してねじれがなく、バーンがフラットなため、中級者以上の反復練習に最適です。シーズン中は、カービングで飛ばしていくようなスキーヤーが多く来ている印象があります。

エコーバレースキー場には、全部で10コースあります!

コース名 全長 最大 平均 特徴
アンデルマット第1 640m 35° 20° エコーバレー正面。上部は35°の鬼斜面
アンデルマット第2 410m 25° 15° 自然コブの検定バーン
ラビットパス 700m 10° 林間を通る連絡コース
ハイローゼン 790m 25° 13° とにかく気持ち良い人気コース
エコー第1 800m 26° 13° ねじれのないフラットなバーン
エコー第2 820m 28° 13° 幅が広く、適度な斜度のコース
サンライズ 900m 35° 14° 山頂から一気に下るぶっ飛ばしコース
ラブリーバレー第1 1,100m 初心者におすすめの長いコース
ラブリーバレー第2 420m 10° なだらかな林間コース
初心者練習コース 50m 10° 初心者練習に最適

中級者におすすめ:「アンデルマット第1(下部)」「エコー第1」「ハイローゼン」

個人的に思う、凹凸が少なく幅が広い「かっ飛ばして気持ちの良いコース」は3つです。

「ゲレンデの入り口」にあたる総合インフォメーションセンター・スキースクール前に位置する第8ペアリフトの両側に広がる「アンデルマット第1コース」下部は、適度な斜度で、よくスキーレッスンが行われています。

ナイター設備があるのもこのコースで、メインコースとして十分に楽しめます。僕もバイトの合間を縫ってひたすらこのコースを反復してました。

リフトを乗り継いだ先にある「エコー第1コース」「ハイローゼン」は平均斜度13~15°で中級者以上がカービングでぶっ飛ばすと気持ちよくて練習にもなる最高のバーンです。いずれもコース幅が広いので、コースの端から端までを使った贅沢なカービングターンが楽しめるという意味でおすすめ!

上級者におすすめ:「アンデルマット第1(上部)」「アンデルマット第2」

アンデルマット第1の上部200mほどは最大35°のまさに『壁』

しかも日当たりの関係で日陰になる時間帯が長くガリガリのアイスバーンになることが多いです。エッジを立ててるのにズルズルと下に滑って行ってしまうほどでターンするのがめちゃめちゃ怖い足を取られて下部まで滑落していったスキーヤーも数知れず…。多くのスキーヤーを飲み込んできたデンジャラスコースです。

対して第2は自然コブが発生する非圧雪コースが上部に広がります。SAJ・FIS認定でバッジテストの検定バーンにもなる由緒正しきコースということもあり、第1上部よりはぜんぜん滑りやすいです。上級コース認定されてはいますが、最大傾斜も25°と易しめ♪

エコーバレースキー場周辺のホテル

★★★☆☆(ペンションがアットホーム)

まず初めに、ゲレンデ併設のホテルはありません。つまり、宿泊を兼ねていく場合は近隣のペンションや宿に宿泊することになります。

併設ホテルがない分、ペンションの数が異様に多く全部で40施設くらいありますので「予約が取れない!」「料金がバカ高い!」ということも少ないです。ゲレンデまでは個別に送迎してくれるのでアクセス面でも心配いりませんね。HPから気になるペンションやホテルを見つけて予約しましょう。

ホテルとは違い、施設のオーナーさんと近い距離でお話しできたり、山で採ってきた食材を使った特製料理を堪能できたりと、アットホームな雰囲気が何よりも魅力です。

そしてですね…、最初にも書きましたがペンションに居候して朝5:00からせっせと働いている僕のようなバイトが居るかもしれませんが、優しく声を掛けてやると喜びます。

エコーバレースキー場の料金

★★★☆☆(中級者以上にはコスパ高い)

1日券大人¥4,000
子供(小学生)¥2,000
2日券大人¥6,000
子供(小学生)¥3,000
時間券早朝券(食券付き)¥3,500
複合券早朝+午前(食券付き)¥5,500
早朝+1日(食券付き)¥6,500
午前券(8:00A.M.~1:00P.M.)¥3,500
午後券(1:00P.M.~4:00P.M.)¥2,000

ゲレンデの充実度を考えたうえでコストパフォーマンスがどうかですが、レベルに左右される部分が少なからずあります。

どういうことかというと、コンディションが良いバーンを使って反復練習したい中級者以上であれば、滑りやすいフラットなコースが多いので、そこそこお得に感じるのではないでしょうか。逆に初心者は滑れるコースが限られてしまい充実度合いは低いかもしれません。

とはいえ、お隣の「ブランシュたかやま」は1日券で¥4,400なので比較すると少しだけお得です。

また、リフト料金が曜日に左右されず一律である点と、2日以上滑るとお得になる点、未就学児はリフト料金無料である点は評価できます。

その他

エコーバレースキー場は経営が心配

2017年頃から経営不振で運営壌渡の話が出ていましたが、2018シーズンから、マックアースからブルーキャピタルへと運営元が変わっています。エコバにお世話になった身としては、経営不振の話がちょくちょく出ていて不安定な感があるので心配です…。大丈夫かしら。

まとめ

練習に最適!フラットで幅が広いゲレンデで、中~上級者は満足度高め。アクセスが悪いけど行くなら車で行こう!ペンションでの宿泊もアットホームでおすすめです。

ゲレンデ情報
 
・営業期間:2021年度未定

 

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