スキーデビューの必需品・持ち物を元スキー講師がまとめました。
「今年こそは絶対、スキーにチャレンジしたい!」…とは言ってもスキーは初めてだから何をしたらいいか分からない。そんなあなた。スキーには色々と事前準備が必要なんです。特に必要な持ち物を理解していないと、ゲレンデに到着してから後悔することになりかねないので、しっかり用意してから行きましょう。
目次
スキー場で借りられるもの&借りられないもの
「スキー場ですべての道具を揃えて手ぶらでスキーをしたい!」「レンタルがあるから安心なんじゃ…?」という意見を多く聞くのですが、そもそも借りられる道具と借りられない道具があります。スキー場で借りられるものは大きく分けて3つ。借りられない(自分で揃える必要のあるもの)が3つあります。現地のレンタルショップで借りられるものは…
- スキーウエア(上下)
- スキー板
- スキーブーツ
この3つです。つまり、それ以外のアイテムは自分で揃えましょう。
- ゴーグル
- 耐水性のグローブ(手袋)
- ニット帽
基本的に、上記3つは自分で用意する必要がありますね。スキー場にあるゲレンデショップなどで売っていることもありますが、ネット通販やスキーグッズ量販店などで買ったほうが安く済むケースが多いので、気に入ったアイテムがあれば買っておきましょう!特に初心者の方であれば、その後また行くか分からないので、お試し用で安価なものでもOKですよ♪
レンタルはいくら?相場は?
では、レンタル料金はいくらくらいかかるのでしょう?一例として、長野県内スキー場のレンタル料金(おとな料金/ 1日)を見ていきましょう。(2020年1月現在)
スキー場名(長野県) | スキーセット | ウエア上下セット |
軽井沢プリンスホテルスキー場 | ¥5,500 | ¥4,000 |
ASAMA2000 | ¥4,500 | ¥3,000 |
竜王スキーパーク | ¥4,500 | ¥4,000 |
白樺湖ロイヤルヒル | ¥3,500 | ¥3,000 |
相場として、スキーセットは¥3,000~¥6,000に収まる場合が多いようです。スキーウエアは若干安く、¥3,000~¥4,000くらいですね。
民宿などに付随しているレンタルショップでは、もっと安い料金で借りることもできますので、スキー場が決まったら「スキー場名+レンタル」で検索してみましょう!料金が安い代わりに型落ちの古いスキー板を取り扱っている場合が非常に多いですが、初心者の方でしたら"スキーに慣れる"という意味で型落ちの板でも問題ないですよ。
スキー場へはどんな格好で行けばいい?
スキー場といえば、見渡す限り純白の雪が降り積もっていて、粉雪が舞っていて…。そんなファンタジックなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、雪が降るということは、めちゃめちゃ寒いんです。軽井沢プリンスホテルスキー場をはじめとした人工雪スキー場も最近は多いのですが、雪が解けないまま残っているということは…。はい。お分かりですね。寒いんです。時間帯によっては想像を絶する寒さになることもあります。初心者スキーヤーの方が普段と同じ格好でスキー場に赴くと絶対に後悔しますのでこれから言うことをよく聞いてください。
どんな格好でスキー場へ行けばいいか。簡単です。温かい格好で行きましょう!
- 普段使いもできる最強の相棒、「ヒートテック(できれば上下)」
- 丈が長くてぶ厚い寒冷地の味方「冬用靴下」
- 動脈からじんわり温める!「タートルネック」
- 一日持つコスパの良さ「カイロ」
この4つは大事です。本当に大事。よく言われていることですが、雪山というのは天気が変わりやすく、晴れていたのに急に雪が降ってきたり雨になったり(雨が一番冷えるんです…)、体内温度を維持するのが困難な場所です。暑い分にはウエアのジッパーを下ろせば解決しますが、寒さに対してはとにかく慎重に対策しましょう!
普段の動きやすい格好(スウェットがおすすめ)の下に防寒対策を施して雪山に挑みましょう!防寒具⇒動きやすい恰好⇒ウエアの順番に着たらOKです。
そのほかに必要なものは?
上記のアイテムさえあればすぐにでもゲレンデへ飛び出していけるでしょうが、そのほかに下記のグッズがあるととっても便利です。
- リフト券ホルダー…紙製のリフト券の場合、いちいち取り出すのも面倒なのでホルダーが欲しいですね。あまり一般に売られていないので現地のショップで買ったほうが楽かもしれません。
- 小型の財布…長財布は基本的にはポケットに入りません。
- 着替え…日差しが強い日にスキーをする場合、思っているよりも汗をかきます。シャツの替えなどがあると帰りも快適に過ごせます。
- 日焼け止め…空からの日光・雪からの反射なども相まってかなり露出箇所が焼けます。特に女性の方は必須のアイテムです。
まとめ
スキー初心者の方に必要なものは、
- ゴーグル
- 耐水性のグローブ(手袋)
- ニット帽
- 防寒対策
残りは現地調達でも大丈夫です。最近では多くのスキー場でレンタル板やブーツも最新のブランドを取り揃えていますので初心者の方に向いている板やブーツを選んでくれるはずです。「手ぶらで楽々スキー」とはいきませんが、最低限のアイテムを揃えてゲレンデに飛び出しましょう!