スキー初心者は初めてゲレンデに出るのが恥ずかしい?そうお考えの初心者スキーヤーに向けて攻略法を伝授します。
初めてのスキーで右も左もわからないし滑り方なんてまったく知らない!そんな状態でスキーに行ったら、「みんな颯爽と滑ってるな~…自分だけ下手だし…浮くんじゃないかな?」とか考えちゃいますよね。
中でも、大人になってからスキーを始めた方は特に恥ずかしく思ってしまうもんです。
地元のちびっこスキーヤーがスイスイ滑って行くのに、自分は生まれたての馬みたいにハの字でプルプルしてたらカッコ悪いし、そもそもリフト上手く降りられるかわかんないし、滑っているときはリフトに乗っている他のスキーヤーからの視線が痛い…。
めちゃめちゃわかりますよ!自分も気高周りと結構周りと比較してしまうタイプなので「あー俺ってダメだな…。あんま見ないで…。」って考えたものです。
でも、この最初の「恥ずかしい!」と感じる段階を乗り越えさえすれば上達は急激に近づきます。僕が過去にスキー習得過程でした恥ずかしい経験を踏まえても、この最初の段階であきらめるなんてもったいないです!もうすぐ上手くなれるのにな~…。って感じですね。
では、どうすれば恥ずかしさを軽減できるでしょう?初心者スキーヤーのあなたに向けて、恥ずかしさ攻略のコツを書いていこうと思います。
目次
「恥ずかしい」を克服するためのスキー場の選び方
最初に、スキー場の選び方ひとつとっても、恥ずかしさを軽減させるコツがあります!
大きく言えば、恥ずかしさの原因の8~9割は「人目」があるからでしょう。ほかのスキーヤーの視線にさらされることによる羞恥心がほとんどだと思います。行くスキー場を選ぶ段階では、たった3つのポイントを押さえるだけで羞恥心が大きく軽減できます。ひとつずつ見ていきましょう。
初心者コースの比率が高いスキー場
初心者コースが多いスキー場には初心者しか集まらん!という理論ですね。周りが自分と同じレベルなら別に恥ずかしくないでしょ?なら、そういうスキー場を選べば良いだけです。
Webページを見ると、スキー場ごとに「初級コース・中級コース・上級コース」の比率がハッキリと示されています。
リフト本数が多くて50~60%以上が初心者コースなら、そこは初心者向け!
例を挙げると「赤倉温泉スキー場」はとっても初心者に優しいです。17コースの内11コースが初級者コースという神がかったコースレイアウト!全体の64%をも初級者コースが占める赤倉温泉スキー場はまさに初心者のためにあるといっても過言ではないでしょう。
初心者の方はぜひ初級コースの数と比率を調べたうえで、デビューしに行くスキー場を決定してみてください。
広い緩斜面があるスキー場を選ぼう
初級コースの数だけではなく、スペースの広さも大切です。
初心者スキーヤーの方って、移動に横幅を取るんですよね。1ターン1ターンが大きくなるので横幅のあるスキー場を選んだ方が滑りやすく、他のスキーヤーとの接触を防いで安全に滑り降りることができます。
なによりも、広い分リフトからの目が届かなかったり、周りのスキーヤーと距離があり自分だけの練習スペースが確保できるので恥ずかしくない!没頭できます。
例えば、野沢温泉スキー場の駐車場脇の「柄沢ゲレンデ」はだだっ広くて初心者の練習にうってつけ!平均斜度8°の緩斜面が約600m続き、ほんと初心者しかいないんじゃないかと思うほど自分と同じレベルのスキーヤーを見かけます。気になる横幅は240mもあります!
コースを真横に突っ切っていけば200m陸上で走る距離と一緒、いやそれ以上。ってのを想像すればわかりやすいかもしれませんが、相当広いです。
リフトからの視線が気になるよ~って方はリフトがある真逆の端っこで滑りましょう。200m先で滑っているスキーヤーが上手いか下手か、初心者か中級者かなんてわかりません!
スキー場の林間コースを滑ろう
長い林間コースのあるスキー場もおすすめです。
林間コースとは、木々の間を縫うように緩やかで曲がりくねった斜面が続くコースのことです。基本的にどこのスキー場にもあり、コースの距離も長いので練習には最適!曲がりくねっている分、ターンの練習もできます。
また、リフトからの視線が木々でさえぎられるので恥ずかしくないっ!
僕も小さいころはよく林間コースをひたすら往復していました。そんで気づいたら上手くなっていたりするんですよね~。大概、道幅はちょっと狭いですけど、練習にうってつけなのでぜひぜひ気軽に挑戦してみてください!
スキーが恥ずかしくなくなる方法~人間関係編~
誰とスキーに行くか、誰と滑るかでも恥ずかしさは変わってきます。心理的に負担を減らす方法を2つお伝えします。
スキー初心者同士で行く
僕は友達が多くないこともありひとりで行くソロスキー主体の人間ですが、仲間が多い人は周囲の友達を誘って行きましょう!
特にあまりスキー経験がない友達といくと怖いもんなしです!なぜならみんな下手だから。そして教えあっているうちに知らず知らず上達していくので良いことしかないです。周囲の視線も気にならないくらい熱中できますよ!
スキースクールに入ろう
スキースクールって何段階かにレベルが分かれていて、同じレベルのスキーヤーたちと一緒に学べます。周りが同じ初心者なら恥ずかしいもなにもないですし、なにより近いレベルの人と一緒に練習するとライバル意識で上達も早まります。
ただ、初心者向けのコースってお子さんが多いんですよね。子どもと一緒に練習するなんて屈辱感しかねえぜって方は平日に行きましょう。平日は受講者も少なく、運が良ければインストラクターをひとり占めできますよ!
滑っている人の中には必ず「今日がスキーデビュー」のスキーヤーが居る
これは意識の問題ですが、自分以外にも「今日がスキーデビューだぜ」って人はいます。それはそう、広いゲレンデです。グループ出来ているスキーヤーを見ていると、「あ、あいつ初心者だな」って人を結構な確率で見つけられます。自分以外にも、今日デビューのスキーヤーが居るって思えば恥ずかしくないですよね!
まとめ
スキー場は、初心者コースが多くて、広いコースがあって、さらには林間コースがあるスキー場を選べば怖くありません。また、初心者同士で行ったり、スクールに入ったり、自分と同じくらいのレベルの人を見つけることで恥ずかしさは圧倒的に軽減されます。
僕の経験上、最初はもちろん恥ずかしいのですが、2回3回と回数を重ねていくうちにハの字の形も覚えて、スピードをコントロールしながら滑れるようになっていくうちに急激に自信がついてきます。まずは自分に合ったコースでゆっくりマイペースに練習することが大切です。まずは恐れず怖がらず、ゲレンデに飛び出してみましょう!