スキー場でインストラクターとして働いていたスキーヤーが、ガチ初心者に向けて、ゲレンデ到着から滑りだすまでの流れを解説していきます。
何事もそうですが、初めてのことって何から手を付けてよいか分からないですよね?
スキーも同じで、一度も経験したことがないうちは実際に行ってみるまで「流れ」をイメージしにくいと思います。特に、一緒に行く人が居ないぼっちスキーヤーや、全員初心者で行くグループなんかは不安ですよね。
そこで今回は、初心者でも事前にイメージできるよう、ざっくり7つのステップに分けて「ゲレンデについてからの流れ」を簡単に解説していきます。
目次
スキーの流れ①スキー場まで行こう
まずは行かなきゃ始まらない!とりあえずスキー場へ向かいましょう。
行く場所の選び方ですが、初心者の方は特に自分の居住地近くのスキー場が楽です。理由は移動だけでも結構疲れるから。ガッツリ滑って疲労感MAXの時に片道何時間もかけて帰るのって嫌ですよね…。なのでまずは自宅近くの初心者コースのあるスキー場を選びましょう。
電車で行くのか車で行くのかはお任せします!大まかにですが車の場合は、高速道路料金+ガソリン代+駐車場料金、電車の場合は、新幹線料金+駅からスキー場までのバス代(駅直結のスキー場や無料シャトルバスがある場合は無料)がかかります。
ローカル線を使うか新幹線を使うか、高速を使うか下道で行くか…など条件によっても料金は変わってきますので調べてみてください。その他にも、夜行バスも選択肢のひとつですね!
例えば、新宿駅から苗場スキー場まで行くのにかかる料金はこんな感じ。片道です!
ルート1 | ルート2 | その他 | 合計 | |
車 | (湯沢I.C.まで) 約6,630円 | (スキー場まで) 0円 | (ガソリン) 約1,600円 | 8,230円くらい |
電車 | (越後湯沢まで) 約6,050円 | (スキー場まで無料バス) 0円 | 6,050円くらい | |
バス | (バス発着の池袋まで) 約160円 | (スキー場まで) 約3,700円 | 3,860円くらい |
パッと見では圧倒的にバスが安いんですけど、4人で割り勘で行くなら車が安いですね!出来るだけ工夫して安く行けるルートを見つけてみましょう!
スキーの流れ②用具をレンタルしよう
スキー場についたらまずはスキーに必要な道具を揃えます。基本的に、レンタルショップとリフト券売り場は別です!なので「レンタル用品」と「リフト券」は別々に手配する必要があります。
レンタル受付に行ったら、スタッフさんに「あの~…。レンタルしたいんですけど~…。」と言いましょう。多くのスキー場では紙面に記入するシステムです。名前・電話番号・足のサイズ・伸長等を記入し、レンタルしたい道具にチェックを入れます。スタッフさんに渡せば自分に合った道具を手配してくれますよ!お金を払ったら早速着替えましょう。
この時、スキー板とストックはどこか立てかけることのできる棚に立てかけておいてください。
スキーの流れ③更衣室で着替えてロッカーに荷物を預けよう
レンタルが済んだら、スキーウエア、スキーブーツ、自分で持ってきた「厚めの靴下」「インナー」「手袋」「帽子」など小物類と一緒に更衣室へ向かいます。インナーを含めたウエアの選び方は初心者スキーヤーに贈る!スキーに適した服装は?選び方&ウエアまとめをご参照ください!
土足厳禁なのでブーツは入り口に置いておいてください!インナーを着込んだらウェアを着用し、帽子・ゴーグル(まだ目には掛けないでOK)、手袋などを装備し準備を整えます。
更衣室を出るときにブーツを履き、靴やカバンなどスキーに要らないものはぜーんぶロッカーにin!この後リフト券を購入するので、お財布を持っていくのをお忘れなく。
スキーの流れ④リフト券を購入しよう
着替えたらお財布をもってリフト券売り場に向かいましょう!ゲレンデの近くにあるはずです。
注文方法は簡単です。
「おとな1日券2枚で!」みたいな感じで、
・年齢カテゴリー:おとな/ こども/ シニア
・滑りたい時間:1日/ 4時間/ ナイター
・枚数:人数分
でオーダーしましょう。スキー場によっては、期間や滑る時間、レンタルとセットの割引など、リフト料金が細かく分かれています。ですので事前にスキー場のWebサイトなどで内容と費用感を見たうえで「この券にしよ!」と目星を付けて置くことをおススメします。
リフト券は2パターンある
スキー場によって、紙のリフト券とICリフト券があります。どちらも上記の注文方法で問題ないのですが、セットの仕方が違います。
紙のリフト券はリフト券ホルダーに入れて腕に巻くか、腰のあたりにフックで引っ掛けましょう。ICリフト券はポケットに入れておけばOKです。
紙の場合、ホルダーが必要になるので事前にリフト券が紙かICか調べておくことをおすすめします!
さあ、買ったリフト券をセットしたらいよいよゲレンデへ飛び出しましょう!
スキーの流れ⑤準備運動をしよう
運動をする前に準備運動をしないと体育の先生に怒られるので必ず準備運動を!
初心者の場合は特にスキー中に慣れていない動きをすることになるので、体をほぐしておくことが大事です。スキー板とストックは一旦ゲレンデの隅に置いておいて、ブーツ着用のまま屈伸や前屈など体を適度に柔軟します。ちなみにスキー板を履いたままでも出来るストレッチも意外と多くあります。詳しくは、スキー板を履いた状態で出来るちょっと難易度高めの準備運動・ストレッチ3選をどうぞ!
準備運動が出来たらスキー板を履いてストックをもって準備完了!
スキーの流れ⑥スキーリフトに乗ろう
あとはひたすら練習あるのみなのですが、まずは平地で歩く練習をします。慣れてきたら初心者コースに繋がるリフトに乗ってください。リフトの乗り方は【入門編】スキーリフトの乗り方・降り方超簡単3ステップ解説(初心者必読)に書いていますのでご参照ください。
スキーの流れ⑦いざ、滑り出そう!
ストックを構えたら周りを見渡し、安全を確認したうえで滑り出しましょう。初心者スキーヤーは誰でも最初は「ハの字」で滑ることになります。ハの字って何ぞや?という方や初心者の方は【完全攻略】スキーの「正しい」プルークをマスターしよう(ハの字・ボーゲン)をご覧ください!
まとめ
7ステップで解説しましたが、ゲレンデに立つまでにすることが意外と多いことに気づいたでしょうか?レンタルして~着替えて~リフト券を買って~と30分~最大1時間ほど必要になります。事前に流れを押さえておくことで当日はスムーズにスキーを楽しむことができます。ぜひ参考にしてくださいね!